大日如来

Caption
大日如来 (未年、申年 ご本尊)
絹本着彩 金 51.5cm×45.5cm
解説
<十三回忌 大日如来(だいにちにょらい)>
<未年、申年の守り本尊>
密教界最高位の仏格を有し、永遠の繁栄と平安をもたらします。
大日如来は、天地のありとあらゆるもの、宇宙の生命そのものの仏さまで、密教においては全ての仏の中心となっています。別名を毘盧遮那如来(びるしゃなにょらい)と言われ「光明があまねく照らす仏さま」という意味で、太陽の光のように輝いています。
大日如来は「胎蔵界(たいぞうかい)」と「金剛界(こんごうかい)」の二種類があり、胎蔵界は慈悲を、金剛界は知恵を表しています。
「十三仏」では智拳印(ちけんいん)を結んだ金剛界の大日さまです。
制作メモ
前項の説明にもあるように、私はこの大日如来を全ての生きとし生けるものを育む力強い太陽のイメージで描きました。
実は内心、この13仏を制作中ずっと私は大日如来は太陽で弥勒菩薩は月(何の根拠もありませんが)の相対するイメージを持っていました。
現在<13仏の間>では、この二つの仏画はちょうど対角線にあたる所へ飾られています。
おもしろい偶然です。