＜三回忌　阿弥陀如来(あみだにょらい)＞
＜戌年、亥年の守り本尊＞
大慈悲の力で深い悟りを与え、精神の平安と救済をもたらします。
阿弥陀如来は「はかりしれない寿命（生命力）」と「はかりしれない光」に満ちた仏さまです。
十三仏の阿弥陀如来は来迎印(らいごういん)を結んだお姿で、来迎の際、左に観音菩薩、右に勢至菩薩（密教では反対）を従え、私たちを極楽浄土へと導いて下さいます。
どんなに罪深い人であっても「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、必ず救ってくださるという仏さまです。

あまりにも有名な阿弥陀如来をどのように描くか、これも悩みの種でした。
それで先の両脇侍である観音や勢至の華やかな色彩や正面性をはずした構図に対し、落ち着きのある色調と仏の品格を前面に押し出す構図に決めました。
また眼光と印相の印象を高めるために肌の色をやや暗めにしてあります。