Caption
普賢菩薩 (辰年、巳年 ご本尊)
絹本着彩 金 51.5cm×45.5cm
絹本着彩 金 51.5cm×45.5cm
解説
<四・七日忌 普賢菩薩(ふげんぼさつ) >
<辰年、巳年の守り本尊>
慈悲と理知の徳で人々を救済し、長寿のご利益もあります。
普賢菩薩は、しばしば文殊菩薩と共に登場してきます。
文殊さまが知恵を担当するならば、普賢さまはその教えの実践、すなわち修行を担当しています。亡き人は、これまで仏教の教えについての導きをいただいたので、今度は修行の導きをいただくことになります。左手に持った蓮華(極楽浄土の花)は悟ることができるということを表した花です。
普賢菩薩は寿命を延ばしてくださる仏さまです。
<辰年、巳年の守り本尊>
慈悲と理知の徳で人々を救済し、長寿のご利益もあります。
普賢菩薩は、しばしば文殊菩薩と共に登場してきます。
文殊さまが知恵を担当するならば、普賢さまはその教えの実践、すなわち修行を担当しています。亡き人は、これまで仏教の教えについての導きをいただいたので、今度は修行の導きをいただくことになります。左手に持った蓮華(極楽浄土の花)は悟ることができるということを表した花です。
普賢菩薩は寿命を延ばしてくださる仏さまです。
制作メモ
普賢菩薩のよく知られたお姿は白象に乗って合掌した像ですが、密教のマンダラでは普賢菩薩は五仏のついた宝冠をかぶり、左手に利剣が立った蓮華を持っています。
私の描いた普賢像もこの姿を参考にしました。
右手の「三業妙差印」によって、左右対称な構図にわずかな変化と動きが出せました。
この左右対称の構図は仏画の特徴ではありますが、今回のように13枚の絵を並べてシリーズとしての完結性が求められる場合、左右対称形ばかりではどの絵も同じ印象になってしまいます。
それを避けるために、各仏の色彩やバックとの空間感、また少しでも動きを感じさせるポーズに工夫を凝らしました。
私の描いた普賢像もこの姿を参考にしました。
右手の「三業妙差印」によって、左右対称な構図にわずかな変化と動きが出せました。
この左右対称の構図は仏画の特徴ではありますが、今回のように13枚の絵を並べてシリーズとしての完結性が求められる場合、左右対称形ばかりではどの絵も同じ印象になってしまいます。
それを避けるために、各仏の色彩やバックとの空間感、また少しでも動きを感じさせるポーズに工夫を凝らしました。